本科を終えての感想

期間について

2年の規定ですが、早く終われば卒業というのがアモイ大学のいいところ。
(暨南大学の通信などは、早く終わっても2年がすぎるまで卒業証書はださないということが書いてあったとおもいます)
2011年の6月から学習を始めて、2012年5月末に単位を取り終わりました。
約1年で78課題を提出しました。平均すれば1ヶ月で6.5課題。1週間に課題を1つ、時々2つ、だしたことになります。もちろん調子に乗ってだしまくった月は20課題だしてますし、0の月もあります。
2年かけるのであれば、平日は教科書を1日3ページ読んで、週末に課題を1つ仕上げるという感じで、十分可能だと思います。
卒業試験にはかなりびびって準備をしました。合格は2012年10月になりました。

課題は簡単か?

専科を修了した人ならまず問題なく本科も終えることができます。
特に大きな違いはありませんでした。
多少、教科書の要約ではだめな課題(自分の経験を踏まえて意見を書かせるものなど)がありましたが、それほど大変ではありませんでした。

中国語力は向上したか?

これはちょっとわかりません。
課題はほとんどが教科書の要約なので、中国語はまちがってないはず。
ですから、中国語の添削はありませんでした。
自分の中国語で書いた論述も、全然赤が入ってないものもあります。
そういう課題がある科目に限って点数しかつけてくれない先生でした。

HSK高等うけましたので結果がでたらまた報告します(たぶんひどい点数でしょうが)。
ただ、専科の時とはちがって、卒業試験の準備のために、いろいろ暗記しましたし、
教科書以外の中国語の本も読みました。
短文(もちろん中国語で書かれている)を暗記したのは中国語の向上に多少はやくだってると思います。
読解のスピードもあがったはず。
少なくとも旧HSK高等の読解文の分量をみて、少ないなと思えるのはいいことです。
また、ネット授業も何回も聞いた回があります(南方なまりですけど)。
リスニング力も読解力ほどでなくても向上しているはず(と信じたい)。

勉強になったか

名門大学とはいえ、社会主義国の高等教育に多くを期待してはいけません。
でも、中国語以外でも多少は勉強になりました。
(私は一応、言語学、言語教育、心理学、中国史に関する単位は日本で多少とってますので、その点割り引いて考えてください)
中国の教育を体験できたという面では、身を持って知ることができて非常に中国理解が進んだのではないかとおもいます(これはアモイ大学の考える教育目的にはふくまれていないでしょうが)。



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