余秋雨「道士塔」

文学作品選読の最後の課題8
ひとつは余秋雨の「道士塔」です。
『文学苦旅』という作品から選んだ短編みたいです。
日本語にも翻訳されているようです。

余秋雨の文化苦旅―古代から現代の中国を思考する

余秋雨の文化苦旅―古代から現代の中国を思考する

余 秋雨
1946年中国浙江省余姚県橋頭郷(いまの慈渓市)に生まれる。1968年上海演劇学院演劇学部卒業。上海戯劇学院院長、上海創作学会会長を歴任。著書に『世界戯劇理論史』(全国戯劇理論著作賞・全国優秀教材一等賞)、『戯劇審美心理学』(上海市哲学・社会科学優秀著作賞)、『中国戯劇文化史』などがある。随筆集に『文化苦旅』(連合報読書人最優秀書籍賞第一席)、『山居筆記』(上海優秀文芸成果賞、中国出版賞、魯迅文学賞)、『霜冷長河』、『行者無彊』があり、そのすべてがベストセラーとなる

ってアマゾンには載ってますね。
中国語版のウィキペディアでは、この人に関する議論が載ってます。
http://zh.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%99%E7%A7%8B%E9%9B%A8


課題文の中国語本文は、百度百科に載ってます。
http://baike.baidu.com/view/135015.htm


選択問題
敦煌文物流失的根本原因是(    )
A、王道士贪财 B、外国冒险家无耻 C、近代的中国落后、软弱


記述問題
面对莫高窟的道士塔,余秋雨抒发出一种怎样的情怀?


課題文
敦煌の文物を売り渡した道士に対する憤慨を書いたエッセーのようです。
解説文には「屈辱の歴史」とかありますが、
文物が海外に流れるのは本当に屈辱なんでしょうかね。
むしろ海外にながれたことで生き残った中国の文物もおおいんじゃないでしょうかね。


作家について
著名作家の「涙の忠告」に在米中国人ジャーナリストが反論 四川大地震の校舎倒壊
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=200806250925583
中国語版ウィキペディアにも批判が載ってますが、「手抜き工事の責任追及が反中勢力の宣伝に口実を与えるものだ」と書いた作家さんです。
「愛国主義」がつよい人なんでしょうね。批判を受け入れて国を良くしようとする気持ちがない「愛国者」はなんなんでしょうかね。


追記
2011/12/17 課題作成