日本国情の教科書

前に、ある中国の大学「日本概況」の教科書が日本語のウィキペディアのコピペでできあがっていることを書いた記憶がありますが、
現在使っている日本国情の教科書もかなりひどいです。


そもそも、日本概況と日本国情で授業内容がなにがちがうのかわかりませんし、教科書の章立ても大体同じでどう授業していいのかよくわかりません・・・
中国の大学の授業では原則中国の印刷物でないと使えませんので、
中国人教師が日本語で書いた本をつかうわけです。
(だから、結局中国人の視点しか勉強しないで日本語学科を卒業することになります。日本側の主張なども一応紹介されて入るのですが、なんかちがうんですよね)。

今回使っている教科書、かなりひどいです。
ウィキペディアの図が出典を明記しないで使われていたりするのは、まあマシなほうなんでしょうけど、
昨日発見したのは、「日本人の自然観と宗教」という節のコピペ

私は今、「葬式はしない、遺骨は自然に帰す」という運動をしている

書いた人は中国人なのに、なぜ日本で運動しているんでしょうか。ありえません。しかも突然「私」がでてきてびっくりします。

われわれが感じる無常感は…

「われわれ」って日本人という文脈で使われていますが、著者は中国人です。明らかに日本人の書いた文章をコピペしてます。
この部分をコピペした人、かなり日本語が下手らしく、コピペした文章が、「日本人の自然観と宗教」をまったく説明してません…。
こういう先生たちが、卒論の指導をしたり、日本についての論文を発表しているんです・・・。