古代文学史:課題4提出

課題4は、隋唐五代文学史です。
教科書の4章も、他の章に比べてかなりながい48ページほど。
問題は
選択問題が5つと
論述問題が2題です。
1.「辺塞派詩の思想内容について論ぜよ」
2.「白居易の諷喩詩について簡単に述べよ」


1の「辺塞派」について、教科書も4ページさいていますが、その内容は代表詩人の生涯と作品です。ここから、派全体の思想まで書くのは結構たいへんです・・・。
(ちなみに、『中国文学を学ぶ人のために』は1ページほどしか触れていません)
どっかに書いてあることをコピペしてだします。


2は、教科書に結構くわしく書いてあるので、丸写しします。
この科目の担当教師は、丸写しはBしかくれませんし、「簡単に書け」とあるからといって、簡単に書くと「もっと書け」とコメントをつけるタイプです。
(でも、長く書くと、「書きすぎ」というし、どうしろと・・・。最初に字数を指定してくれれば解決するのですけどね・・・。)
1にしても2にしても、作品を全部は無理にしても半分も読んでない外国人である私が(もちろん中国人であっても)、「〜派」や「○○という詩人」について述べるのはちょっと無理です。中国では歴史学を履修して痛感しましたが、歴史的評価がかなり「決まっている」ので、それをネットでしらべて書けばいいだけですが、なんか人様の決めた評価をそのまま書くことに抵抗があります(かといって、作品を読んで、じっくり考えていたら、何年あっても卒業できないと思います)。



『中国文学を学ぶ人のために』の唐代の詩文についての項目では、まず、初唐、盛唐、中唐、晩唐という「四変説」について、「三変説」も実はあったし、白話文学を重視する立場から安史の乱前後2期にわける考え(胡適)もあったと、まずは4つの時期区分に異論が存在することからはじめています。学問というのは、やはり「懐疑論」が出発点だと思います。ただ、先人の決めたことを覚える、もちろん、覚えることも重要ですが、覚えるだけではなにか違う、と思います。こういうところが、日本の歴史や文学史の概説書と中国のそれらの概説書の違いのひとつかな、と思います。連続した歴史を分けてしまうことには、疑問を感じますが、同時にある区分にどうやってわけるかということを考えることは、その時代時代を考える上で重要なことでもあるはずです。「考える」ことがやはり重要です。



現在の課題提出状況:78課題中32課題(提出率:41.0%)
合格(返却)課題数:32課題中30課題


追記(2011-09-06)
この先生、返却ははやいのでたすかります。
昼休みにみてくれたみたいで、昨日のよる出したものが今日返ってきました。
コピペと教科書丸写しですが、今回はAでした。
課題3はBだったのに・・・。
白居易の諷喩詩について、『中国文学を学ぶ人のために』ではほとんど触れていないと書きましたが、読み飛ばしたページがありました。そこにある程度触れられていました。すみません。