「語言学」第2章

中国国情の試験の採点がまだ・・・。
いつになったら返却があるんでしょうかね。
先生は、5月18日と31日にログインしてるんですけど(毎日チャックしてる私はストーカー? しかし、クリック数をみると、この先生のページ閲覧数はかなりものです。他の学生も同じようにみてるんでしょうね)。

今日は、久しぶりに、厦門大学の勉強をしました。
言語学の第2章を読みました。
「語言是符号系統」という章です。
言語の“任意性”(恣意性)や“線条性”(線条性)について触れているのに
ソシュールの名前がでてきません。
(エンゲルスや荀子の名前はでてくるんですけどね・・・。荀子が似たようなことを書いているからと言って、ソシュールを省略しないでほしい)

ちなみに中国語では“尔迪南•紱•索绪尔”だそうです。

他にも言語と叫び声や蜂の8の字ダンスとの違いが書かれていました。
1 単位的明晰性:人間の話すことばは境界がはっきりしていて、規則的につくることができる、そうです。
2 任意性:「木」という内容とその発音「ki」には何の必然性もないという話です。
3 結構的二層性:二重分節性(マルティネが提唱した概念)のことがいいたい?
4 開放性:二重分節性のおかげで無限にことばを作り出す創造性をもっています。
5 伝授性:叫び声のように本能じゃなく後天的に得る能力、だそうです・・・。
6 不受时、地环境的制限:言語は転位性をもつということです。猿は今食べたりんごの美味しさを叫び声で表現できても、「昨日たべたりんご」については語れません。


なんか読んでいてつかれました。
例を挙げる必要のない部分に挙げられた例が無駄に多くて・・・。
生物は36億年の歴史があって〜36億年を1年とすると1月1日に生物が出現して、12月1日に恐竜が滅んで〜みたいな話は全部飛ばしてよみました。くだらん。

あと、おなじみの狼に育てられた子どもはことばができなかった、という話のついでに強制連行され、その後北海道の山中を13年も逃げまわって戦後にようやくみつかった劉連仁さんのおはなしまで書いてありました。見つかったときは中国語をほとんどわすれていたとか(「船」といおうとしていえなかったり、「天」(tian)といおうとして「登」(deng)になったとか)。大人が13年で忘れるもんでしょうか?
ちょっと興味があります。
曽我ひとみさんなんか20年以上日本語話してなかったので、帰国当初は日本語かなり下手でしたよね(でも、話せてました)。