独立学院

私は日本語教師なので、
中国の求人情報を見る際の注意点をちょっと書いてみます。


中国では大学の下にある学部にあたる「学院」の独立性がかなり高いです。
なかには本当に独立している学院があります。
それが「独立学院」です。
例えば、百度百科の独立学院の項目をみると
首都師範大学科徳学院なんていうのがあります。
首都師範大学だから、有名国立大学だとおもって、この求人に飛びつくと
失敗するかもしれません。
この「科徳学院」は、「専攻分野+学院」じゃないですが、こういう学院は独立学院の可能性が高いです。
独立学院というのは、国立大学内にあっても独立している学院です。
私立大学が国立大学内にあるといってもいいです。
国立大学の先生たちが、アルバイトをするために大学内にもう一つ大学をつくったのがはじまりらしいですが、現在ではそれは禁止されているようです。
今は、企業や海外の大学などと協力してつくられています。
私立大学側としても、新たにキャンパスをつくって、図書館などを整備してする設備投資も節約できますし、名前をうる必要もないので学生が集めやすくなります。
それで、既存の国立大学内に学院をつくっちゃうんです。

まあ、私立だろうが国立だろうが、日本語を教えるのには関係ないという人には関係ないですが、学生のレベルが少しでも高いほうがいいと思われる方は、避けたほうがいいかもしれません。