上海で「援助交際」摘発 原因は日本の「腐敗文化」?

上海で「援助交際」摘発 原因は日本の「腐敗文化」?(産経 2011/12/03)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111203/chn11120318010004-n1.htm

中国の上海で11月上旬、売春をしていた中高生少女ら20人が一斉に摘発されたことが報じられた。地元検察官は「日本、台湾などの腐敗文化の影響を受けた『援助交際』だ」と指摘。波紋は中国各地に広がり、メディアには「日本による文化侵略」などと日本に責任を転嫁する論調が飛び出した。だが、事件の背景には、急速な経済発展で中国社会に生じた深刻なひずみがありそうだ。(田中靖人)

11月7日には、重慶の地元紙、重慶日報(電子版)が「上海の中学生売春事件から見る日本文化の侵入」と題するジャーナリストの論評を掲載。援助交際を「海を越えてきた黄色の癌(がん)」「日本文化の中国侵略」と表現した上で、日中戦争以来、「日本人は中国を滅ぼす野心を捨てていない」などと日本を非難した。

こうしたセンセーショナルな報道に加え、問題の背景に向き合おうとする試みもある。華僑向け通信社「中国新聞社」の週刊誌「中国新聞週刊」は11月18日発売号で、トップ記事で特集を展開した。

 同誌は、上海で摘発された少女のうち5人が、父母の離婚など家庭環境に問題があると指摘。専門学校生の少女は、両親が国有企業の職員で収入も安定していたが、自身の将来は「希望が持てない」と悲観していたとした。

なんでも悪いことは外国のせいにすればいいってもんじゃないんですよ〜、中国さん。


上海20名女中学生组援助交际团 相互介绍卖淫(2011年11月07日08:34京华时报)
http://news.qq.com/a/20111107/000397.htm