空母は斜陽兵器か?

空母はすでに斜陽兵器?( 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年4月27日)
文=軍事評論家 陳虎
http://j.peopledaily.com.cn/94474/7364337.html

空母は非常に脆いものであり、これを「海の重り」(西遊記、孫悟空の如意棒の原形)として、全ての問題を解決する手段とするのは現実的ではない。

如意棒:如意金箍棒
海のおもり:定海神针

空母が発展途上において、どの段階にいるのかの判断について、個人的には老年段階や衰退段階とは言えないが、少なくとも少年、青年期は過ぎていると言える。つまり、老年段階でなくても、壮年段階には入っているということだ。
 従って、このような大型兵器の発展については、考慮すべき問題が多い。空母は、単なる海軍強大化や国家台頭の象徴的兵器ではないのである。

ネット上の軍事愛好家達の論争も激しい。いわゆる「航派」と「潜派」に分かれるまでになっている。「航派」とは空母発展擁護派を指し、「潜派」とは、空母発展に反対の潜水艦派である。私は「航派」でも「潜派」でもない。なぜ、今の段階で空母の弱点について語るかというと、皆が空母について議論をヒートアップさせている今、そこに水を差す必要があると考えるからである。なぜなら、いかなる大型武器もその発展過程において何らの反対意見もないのは異常であり、更には大変危険な状態だと言えるからである。

原文は
陈虎:航母实际上相当脆弱 并非定海神针
2011-04-22 08:58 来源:新华网
http://www.cnr.cn/junshi/jspl/xwdd/201104/t20110422_507920713.html


中国では一般人が空母をつくるために募金するなんてこともあるぐらい、空母に変な夢見てます。
東南アジアの空海軍の弱い国をいじめるのには役立つでしょうが、
ちゃんとした戦力にするには、ものすごくお金がかかります。
過剰な軍備は利敵行為とさえ言われています(本来なら経済にかけられる資金を特に生産性のない軍隊につかうわけですからね)。
中国はこんなに軍を拡張してどうするんでしょうかね。