国際注冊漢語教師資格等級認証

日本でも試験が受けられるIPA国際中国語教師資格というのがあるようです。
参考書を中国アマゾンから取り寄せました。


試験日:毎年1月、6月、10月下旬。
科目:
(1)基礎総合(150点):現代漢語(50点)、中国文化(50点)、対外漢語教学理論(50点、そのうち教案が20点)
(2)外国語(150点):ただし外国人はパスポートを見せればOK。中国人も日本語能力検定1〜2級でこの科目は免除。90点で合格。
(3)教室教学能力試験(150点)
   衣着得体(7.5点)、教態従容(7.5点)、普通話標準(22.5点)、講解正確(30点)
   時間分配合理(22.5点)、教学方法多様(37.5点)、学生有所獲(22.5点)

それぞれの科目の点数が90点ない場合は、不合格。
初級は90〜104点、中級(105〜127点)、高級(128点以上)と獲得点数によって等級がでます。


それで、買った参考書は
『中国文化科目』、『現代漢語科目』、『対外漢語教学』それぞれの参考書3冊(これはシリーズ物です)。
そして『対外漢語教学課堂教案設計』の参考書。
最初のシリーズ物のは薄いもので111ページ。一番分厚いのが、中国文化の180ページというのが中国らしいですね。中国人中国語教師はむしろ外国文化を勉強して相対的な考え方を身に付けたほうがいいように思います…。
『対外漢語教学課堂教案設計』は、基礎総合の20点分のための参考書でもありますし、
3の模擬授業にも役に立ちそうです。ビデオでとって成績をつけるとか。


1の基礎総合は、アモイ大学の科目「現代漢語」「言語学」「対外漢語教学概論」「第2言語習得理論」「中国文化要略」「中国古代史」「中国国情」などの科目を復習すれば合格点の90点はいけそうです。
2はもちろん日本人なので免除。
3が大変そうです。まずは中国語能力をアップさせないと話になりませんね。授業自体は、一応日本語教師なので教える言語は違っても共通の部分はありますから、ゼロから始める人よりは有利でしょう。
とりあえず、数年かけて準備してみます。
百度百科をみたら3回不合格だと受験資格を失うとか。
とりあえず受けてみるっていうのができないので、ある程度中国語口語能力が付いたらうけることにします。


しかし、中国文化に50点も配点があり、参考書も一番分厚いっていうのが面白いですね。「優秀な」中国文化を世界に広めるとかいう目的があるんでしょうかね。
日本語教育能力検定試験(ウィキペディア)の出題範囲を見てもらえばわかりますが、日本文化(歴史・文学)は試験範囲ではありません(日本語教育史と日本語史は含まれてますが)。