推薦書なんて、所詮はただの形式

先学期採用した日本人教師、経歴は申し分なかったのですが、
はっきりいって「キチガイ」でした。
前の学校も、その前の学校も1年でやめていたので、
危ないとはおもっていましたが、
前の学校の推薦書もありましたし、
その前の学校の学生をツテをつかってさがして評判をききました(「怖いけど、私個人はまあまあだとおもった」)。
夜中、さけんだり、床たたいたり。
授業も、30人のクラスで8人しか出席していないという不人気ぶり。
「怖い」の意味は、厳しいという意味の怖いじゃなかったんですよね・・・。
中国の大学では、もし届出のない欠席が事務員に見つかると
「檔案」(個人情報記録書。個人の経歴、出身階級、本人の所属階級、政治、知人・親戚関係のことがかかれた紙)に欠席した事実が記載されるそうです。
また、掲示板に名前も貼り出されます。
ですから、授業にきてサボる学生は多いですが、授業にこない学生は、ごく一部なんです。8人しか学生がいなかったら、私ならショックでねこみますね。
こんな教師だったので、半年でクビになりました。
しかし、クビにしたにもかかわらず、その教師の求めに応じて学院側は推薦書を書いてます(逆切れされたり、やっぱり出て行きたくないとかいわれたら怖いですから)。
ある大学からは問い合わせの電話があったそうです。電話をとった教師はたまたま実情をしっていたので、全部ぶちまけてくれたらしいです。
でも、彼はいろんなところに履歴書をおくっているはず。
どこかの大学が拾うでしょうね。
被害者となる学生たち、かわいそうに・・・。


ということで、中国の推薦書は信じてはいけません。
実際に電話してみたり、いろんなひとから評判をきいたりするべきです。


追記:
電話で実情をぶちまけた教師と、ある大学の学長は知り合いだったそうです。
しかし、その学長は、すべてを知った上で、客寄せパンダとして採用を決めたようです。
時々、パスポートがあれば誰でもいいという大学がまだまだ中国にはあります。