放送大学の質問票をつかって質問してみた。 文学史のいい本はないか?

平成21年度に「20世紀の中国文学(’05)」という科目を放送大学で履修しました(すでに閉講)。
せっかくなので質問してみました(当時)。



Q:中国語で出版されている文学史でいい本はないですか?


A:『二十世紀中国文学三人談』(錢理群, 黄子平, 陳平原著、北京大学出版社、2004.8)。初版は20年以上も前に刊行されていますが、当時は若手研究者だった三人の打々発止の議論は、今でも再読に価します。


標準的な文学史としてはたとえば次のようなものがあります。

『彩色挿圖中國文學史』冰心主編 ; 董乃斌, 錢理群副主編 出版者 El Monte
[California] : 祥雲(美國)出版 出版年 1995.7


『中国現代小説史』全3巻、楊義著 中国社会科学出版社、2007.1


アニー・ベイビー(安妮宝貝、一九七四〜)、田原(ティエン・ユアン、でんげん、一九八五年−)、韓寒など村上チルドレン、若手作家の作品もどうぞお読みになってみて下さい。


という丁寧な御返事(一部省略しています)を頂きました。
楊義の現代小説史は中国アマゾンで買いましたが、『彩色挿圖中國文學史』はありませんでした。